エッダちゃんif

FF14の「惨劇霊殿 タムタラの墓所」の後、生き残って冒険者として出直すエッダちゃんのオリジナルifストーリーです。 記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。 Copyright (C) 2010 - 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

ep.4 生き抜くエッダちゃん。

記憶がない。お金もない。仲間もいない。

そして大切なパートナーを殺してしまう程の未熟さ。

それは本当にとても申し訳ないとは思うけれど、正直言ってわからないというのが本音でした。

 

何とかひとりで生活しながら、少しづつ色んなことを学んでいかなければいけないとエッダちゃんは思うのでした。

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カーラインカフェの階下はグリダニア・ランディングのコンコースになっていましたが、そこは一階のカフェよりも人が少ないので、最近のエッダちゃんのお気に入りの場所でした。

旅に出る人、旅から帰ってきた人を眺め、ザナラーンティーウォールナット入りのビスケットを食べながら、自分のこれからの事を考えます。

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目標はもちろん冒険者として立派な功績を立てる事ですが、その前にラヤ・オ師匠の言う通り基本から学び直す必要がありますし、それ以前に衣食住をなんとかしないといけないので、当分ベントブランチ牧場に通う事にしたのでした。

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今日も牧場に働きに行くと、エーテライトのそばで他の冒険者達が冒険者用居住区について話しているのが聞こえました。

 

ラベンダーベッド...おぼえとこ...それも目標のひとつね。

 

ルクロの手伝いをしにチョコボ厩舎に行くと、見慣れないスノウホワイトの小柄なチョコボがいるのを見つけました。

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わぁ綺麗な子! この子はどーしたんですか?

 

ルクロ「この子は双蛇党のチョコボ厩舎から返却されてきたのさ。戦闘用のチョコボは体の大きなオスの方が好まれるんだが、この子はメスだし、特に体も小さいからね。繁殖用としても使えるかどうか...」

 

え...チョコボって戦闘も出来るんですか?

 

ルクロ「出来るとも!前線まで兵士を乗せて高速で移動して、到着したら盾役にも回復役にもなるぞ! この子だって時間をかけて教えてあげればきっと色々スキルを覚えて役に立つはずなんだがね...」

 

え、回復も...!!

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エッダちゃんは小柄な白いチョコボをじっと見つめて何か思いついた様でした。

 

クエッ!

 

チョコボもエッダちゃんに答えた様に見えました。

 

ルクロおじさん...それ、私にやらせてもらえませんか? 私一応冒険者白魔道士なんです。この子が立派に育っていつか大きな功績を残せば、繁殖用チョコボとしても大きな価値が出ると思うんです!!! お願いします。私がこの子を育てて...いえ!この子と一緒に私もきっと大きく成長してみせますから!

 

ルクロ「はっはー!考えたな!いいぜ。体の小さなメスチョコボはそのままでは買い手がつかないからな。お前が自分でチョコボ厩舎を持つまではここで育てればいい。ただし、絶対死なせずに、いつかこの牧場に戻す事が条件だぜ!じゃあ頑張ってお金稼いで、さっさとラベンダーベッドにアパルトメントでも持つんだな!新米冒険者!!」

 

ルクロはそう言ってエッダちゃんの背中をポンと叩いたのでした。

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やったぁ!!

今日からお前の名前はアヴィール...いいえ女の子だからアンナよ!私たちはひとりぼっちじゃ何も出来ないけど一緒ならきっともっと頑張れるわ!ね!アンナ!!

クエーッ!!

 

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